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病院での治療内容 理学療法編

腰痛の治療方法のひとつに理学療法があります。腰痛に限らず、たくさんの人が利用する理学療法ですが、具体的にどのような治療法を行うのでしょうか?

そもそも理学療法とはなにか

考える腰痛教授日本理学療法士協会によると「身体に障害のある者に対し、主としてその基本的動作能力の回復を図るため、治療体操その他の運動を行なわせ、及び電気刺激、マッサージ、温熱その他の物理的手段を加えることをいう」(理学療法士および作業療法士法第2条)というように法律で定義されています。

つまり、病気や怪我、加齢など何らかの理由で、基本的な体を動かす機能に障害が起こったり低下している人に対して、専門知識を持った人の指導のもとに体操や運動、器具、マッサージなどの物理的な方法を使って治療や症状の改善を図ることをいいます。

日常生活の中で、できる限り不便なく生活を自分で行うことができるよう運動機能を回復させて、QOL(生活の質)の向上や改善を目指すためにとても大切なこととされています。理学療法を実際に行うのは主に理学療法士で、専門的な知識と技術に基づき、運動療法やマッサージ・電気療法・温熱療法などを行います。

理学療法の種類

  • 運動療法…筋肉や関節の働きを正しい状態に戻す
  • マッサージ…外から刺激してコリをほぐし血行を促進する
  • 電気療法…低周波や高周波、直流などの電気を流して筋肉の緊張をほぐす
  • 温熱療法…遠赤外線、ホットパック、低出力レーザー、超短波、極超短波などで筋肉の緊張を緩め血行を促進する

理学療法の効果と注意点

うなずく腰痛教授腰痛が起こる原因のひとつに筋肉の緊張があります。筋肉が固くなり張っていると筋肉はけいれん状態になり動きも悪くなります。

特にぎっくり腰の際には腰の筋肉が突然緊張して動かなくなり、同時にそれを脊椎と繋いでいるじん帯や椎間板などに強い影響が出てくることになります。そこで理学療法を行うことで筋肉の緊張状態から解放されコリが取れてくると同時に血行が良くなります。そうすると筋肉や神経、椎間板などを構成している細胞に栄養が行き届き痛みも和らいでいくことが期待できます。

また腰痛に対する運動療法の効果はエビデンスがしっかりと取れていますので、時間はかかっても効果が出てくるものと考えていいでしょう。

また、理学療法の中でも特に効果が期待できるのは温熱療法です。方法としてはいろいろなタイプがありますが、幹部を温めることで痛みが楽になります。腰痛は冷やすと痛みが増すことも多いですので、温熱療法は理にかなった治療だと考えられます。ただ、理学療法は直接的に腰痛の原因に働きかけて痛みを取るという治療ではありません。即効性はありませんが、治療効果を高めるための補助的なものとして気長に効果を重ねていくと考えて取り組むといいでしょう。

理学療法では、いくつかの注意点があります。

  • ペースメーカー骨折を金属で固定した人工関節の人などは、超音波やマイクロ波のような治療機器は使用することができません。
  • 温熱療法は、感覚障害が出ている部位は熱くても気付かないことから、低温火傷になる可能性があるので注意が必要です。
  • 理学療法によって症状が軽減しても、日常生活で腰に負担の少ない行動を心がけることが大切です。

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