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ぎっくり腰や急性腰痛、椎間捻挫

強い痛みを伴い、専門的な治療を必要とするぎっくり腰・急性腰痛、椎間捻挫について、病気の概要や原因、症状などを解説しています。

ぎっくり腰・急性腰痛と椎間捻挫の概要と原因・症状

腰痛の中でも、専門的な治療が必要となるものをピックアップしています。ぜひ参考にしてください。

ぎっくり腰・急性腰痛

概要

ぎっくり腰になった!という話を、周囲の人から時々耳にすることがあるでしょう。

ぎっくり腰は突然激しい痛みが襲い、動けなくなり、座り込んでしまうのが特徴です。少しでも動かしたり腰を触ると強い痛みがあります。

ぎっくり腰が起こるとき、ふとした動作がきっかけになることがほとんどです。代表的な例は以下の通り。

  • 荷物などを持ちあげようとした
  • くしゃみをした
  • 前かがみになった
  • 寝起き
  • 振り返った、捻った

日常生活でよくある行動がほとんどですが、普段はなんともなかったのに、突然鋭い痛みが襲って、そのままへたりこんでしまうケースが多いようです。

このようにぎっくり腰は、突然痛みが起こるので「急性腰痛症」「突発性腰痛症」といい、慢性腰痛とは区別されます。

原因

ぎっくり腰の傷みの原因として最も多いのが、捻挫や組織がけがをした状態(損傷)です。

例えば、筋肉が肉離れを起こしたり関節のずれ、じん帯の障害などがあります。ある動作がきっかけとなってこういった状態が起こることが多いのですが、実際にはストレスなど様々な要因が絡んでいることも少なくありません。

いろいろな原因が考えられるため、はっきりした原因の特定が難しく、非特異的腰痛(原因不明の腰痛)のひとつとされています。

症状

ぎっくり腰になると、まずはその痛みに動くことができなくなり、うずくまったり座り込んだりします。しばらくは全く動くことができないほど痛むのが特徴です。

その他の症状として挙げられるのが、以下の5つ。

  • 動くと痛い
  • 座ることができない
  • くしゃみや咳でも痛みが走る
  • だんだん痛みが強くなる
  • 膝を曲げて横になると比較的楽になる

ぎっくり腰になったら安静にしておき、様子を見て、痛みが少し治まったら早めに医療機関を受診し、適切な処置を受けることが大切です。その際、他の病気が隠れていないかどうか、検査をして確認しておきましょう。

また、ぎっくり腰は癖になってしまいやすく、なんと4人に1人が再発してしまうのだそう。このような場合は、腰痛体操や運動療法、ストレスの解消などで、腰への負担を少しでも軽減するようにしてください。

椎間捻挫

概要

関節がずれることで傷めてしまった状態が、一般的な足首や手首の捻挫。実は、椎間捻挫もそれと同様に、重なり合った椎骨がずれてじん帯が伸びてしまうことで起こり、ぎっくり腰とは区別されています。

椎間捻挫はその場所によって、「腰椎捻挫」「頸椎捻挫」などがあり、時には同時に起こることもあるのです。

きっかけとして起こりやすい事例は以下の4つ。

  • 不自然な体勢で無理な負荷がかかったとき
  • スポーツ中などの急なひねる動き
  • 追突などの交通事故
  • 咳やくしゃみ

原因

椎間捻挫は、背骨の関節部分に当たる椎間という部分に炎症が起こった状態です。

具体的にみると、背骨を形成している椎骨と椎骨は、椎間板というクッションの役目をする部分と椎間関節によって接続されています。そしてこれらをじん帯がずれないように支えているのですが、何らかの原因で無理な力がかかると、じん帯がその瞬間に伸びきってしまい、炎症が起こって痛みが出てしまうのです。

症状

椎間捻挫の代表的な症状としては、背中の筋肉が固まったようにカチカチになり、腰が伸びなくなります。無理に伸ばそうとすると強い痛みが走ります。

前かがみになっていると比較的痛みが楽になるため、酷い場合、腰が前に曲がったまま動くことができなくなってしまうのです。