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湿布・塗り薬・スプレー

腰が痛くなったら、とりあえず湿布を貼っていませんか?それでも「あんまり効果がない…」と思っている方も多いのではないでしょうか。

実は、腰痛には湿布が効くタイプと効かないタイプがあるのです。もしかしたら、その腰痛は湿布が効かない腰痛かもしれません。

このページでは、湿布や塗り薬、スプレーなどの腰痛改善アイテムと、それぞれの代表的な商品について詳しく紹介しています。

効果がある症状や副作用の危険性、使用上の注意点などのお役立ち情報をまとめているので、ぜひ一度目を通してみてください。

湿布の効果的な使い方

皆さんは、湿布を効果的に使えていますか?腰痛の種類によっては、湿布の貼り方が異なります。

正しく湿布を貼れば、より効果的に腰痛を改善することができるでしょう。

急性腰痛の場合は冷湿布

急性の腰痛に使う場合は、まず腰を冷やして痛みを和らげてから使用してください。

腰をゆっくりと曲げた状態で、一番痛みを感じるところに冷湿布を貼ると効果的です。

慢性的な腰痛は血流促進で

慢性的な腰痛の場合は、まずお風呂に浸かって身体を温め、血流を良くした状態で痛むところに湿布を貼るとより効果が高まります。

長く続く腰痛は血流が滞ることで引き起こされる痛みなので、血流を促進させることで症状が緩和するのです。

湿布の効果持続力は3~4時間しかない

湿布の効果の持続力は3~4時間程度。

朝に貼ったら、夕方になるまえにはもう効果が薄れています。それ以上貼っていても効果はありませんし、かぶれの原因にもなるので気を付けてください。

湿布でかぶれやすい方は、朝に貼って夕方に貼り替える方法がおすすめ。

貼り替える時間がない方は、湿布が直接肌に触れないようにガーゼを一枚挟むと良いでしょう。

ガーゼを挟む場合は、上から紙テープや包帯を巻いて押さえるとはがれにくくなります。

寝るときの湿布は危険!?湿布を貼るタイミング

寝る前につい貼ってしまいがちな湿布。しかし、寝る前に湿布を貼ると重大な副作用が出る可能性があります。

湿布はれっきとした薬です。

病院でも簡単に処方され、市販でもさまざまな湿布が売られているため「薬」だと思っていない方も多いですが、湿布にはジクロフェナクナトリウムやインドメタシンなどの強い痛み止め成分が含まれています。

湿布を貼ると皮膚が成分を吸収し、血中に取り込まれます。

身体の状態は頓服薬を飲んだときと変わりありません。そのため、長く貼り続けていると強いアレルギー反応を起こす可能性があるのです。

重症になるケースも

湿布に含まれる強い鎮静成分によって、命にかかわる副作用が現れることもあります。

例えば高熱や発疹・水ぶくれを起こすスティーブンス・ジョンソン症候群になると、最悪の場合は死に至ることあるそうです。

あちこちに湿布薬を貼って眠ったところ、患部がパンパンに膨れた、急性胃潰瘍になって病院に運ばれたという例も。

湿布は朝と夕方に1回ずつ貼り、こまめに交換するようにしましょう。

温湿布と冷湿布の正しい使い分け方法

湿布には暖かいものと冷たいものがあります。温湿布と冷湿布にはそれぞれ配合されている成分が違うため、腰痛の症状に合わせて使い分けましょう。

冷湿布

メントールが配合されているため、冷たさを感じる冷湿布。

主に急性的な炎症を抑える目的で使用するために使います。

強くぶつけるなどの打ち身・打撲や捻挫、腫れていたり熱を帯びていたりする患部には「冷湿布」を使うとよいでしょう。

温湿布

トウガラシ由来の成分カプサイシンが配合されており、じんわりと温かい湿布です。

痛覚よりも「温かい」という感覚を感じる神経線維の方が太いため、じんわりと暖かい湿布を貼ることで痛みが薄れたように感じるという効果があります。

痛みの原因を取り除くわけではないので、根本的な改善にはつながらない可能性が高いのが難点です。

腰痛セルフケアの商品にはどんな効果があるか

腰痛を感じたとき、とりあえず自分でケアしたいという人がまず手にするのが湿布や塗り薬、スプレーでしょう。

市販薬としてもドラッグストアなどでいろいろな商品が販売されています。

これらの商品は、腰痛だけでなく肩こりなど幅広く使えます。そこでそれぞれにどのような効果があるのかを検証してみました。

■湿布

湿布イメージよく湿布といっていますが、湿布には種類があるのをご存知でしょうか。

症状によって使い分けをする必要があります。使用感も異なりますのであなたの症状に合ったものを選びましょう。

主に「冷湿布」「温湿布」「パップ剤」「プラスター剤」の4つに分けられ、それぞれに特徴や効果的な使い方がありますので紹介します。

  • 冷湿布…「急性の痛み」に向いています。冷やすことで炎症を鎮める効果があります。
  • 温湿布…「慢性の痛み」に向いています。温めて血行を良くして筋肉の緊張やコリをほぐし痛みなどを和らげる効果があります。
  • パップ剤…刺激の少ない処方で水分が多いためべたべたして厚みがありはがれやすいタイプです。肌に負担をかけず薬効成分が効いてくるので、一般的に処方されるのはこのタイプです。
  • プラスター剤…硬膏と呼ばれ水分を含まない薄手のものです。サイズも豊富で比較的身近な存在です。痛み止めの成分が含まれていて慢性の腰痛などに気軽に使われています。

【代表的な商品】

●ボルタレンEXテープ
有効成分:ジクロフェナクナトリウム
特徴:伸縮自在。1日1回貼ると24時間効果が持続。くっついてもはがしやすく、貼り直しやすい 。独特の匂いがない。

●バンテリンコーワパップS
有効成分:
インドメタシン
特徴:伸縮自在。膏体なのでソフトな使い心地。

●サロンパスEX
有効成分:
インドメタシン
特徴:かぶれにくい素材を採用。メントール配合でさらっとした使い心地。微香性で匂いが気にならない。

■塗り薬

痛みを抑える成分が塗ることによって肌から中に浸透して効果を発揮するタイプの薬です。

使われる成分は主に鎮痛効果や抗炎症作用のある「サリチル酸メチル」「インドメタシン」「ジクロフェナクナトリウム」などが一般的です。

中には温める効果を増すために唐辛子の成分である「カプサイシン」を配合するなど付加作用を持たせたものも販売されています。

慢性の痛みや筋肉の炎症、コリなどに効果があると言われています。

【代表的な商品】

●バンテリンコーワクリーミィゲルFX
有効成分:
インドメタシン、トコフェロール酢酸エステル
特徴:血流を改善しながら発痛物質の産生を抑制。ゲルとクリームのハイブリッド処方。お手軽なトライアルサイズもある。

●フェイタスクリーム
有効成分:
フェルビナク
特徴:弱酸性で伸びが良い。マッサージ効果もあり。メントール配合でさらっとした使い心地。微香性。

●アンメルツゴールドEX
有効成分:
フェルビナク、ノナン酸バニリルアミド
特徴:血行促進と消炎鎮痛効果あり。メントール配合でさわやかな使い心地。無臭性。使いやすいヨコヨコボトルで直接塗りやすい。

■スプレー

手軽に使える腰痛の薬としてスプレータイプのものもあります。

エアー状のスプレーが一般的で痛い部分に向けてシューと吹き付けます。

成分には痛み止め効果のある「インドメタシン」や「ジクロフェナクナトリウム」などが含まれ、清涼感とともに痛みを鎮めてくれます。

【代表的な商品】

●エアーサロンパスEX
有効成分:
サリチル酸メチル、サリチル酸グリコール
特徴:血液の循環をよくしながら消炎鎮痛に働く。炎症を抑え痛みを鎮め、筋肉痛、筋肉疲労などにすぐれた効果を発揮。

●サロメチールゾロ
有効成分:
サリチル酸メチル、サリチル酸グリコール
特徴:温感刺激で血行促進。逆さでも使えるスプレータイプ。およそ110回使うことができる。

●アイスラブスプレー
有効成分:
l-メントール、サリチル酸グリコール、グリチルレチン酸
特徴:素早く冷却する効果。キャップレスですぐスプレーできる。痛めた部位にすみやかに吸収され、筋肉や関節の痛みとハレをやわらげます。メントールの香り。

湿布薬が効く腰痛と効かない腰痛

腰痛で悩んでいる人の中には、湿布を貼って対処しようとする方もいるでしょう。

実は、腰痛の中には湿布薬が効くものと効かないものがあるのです。

湿布は一時的に症状を緩和しますが、強い痛み止め成分が含まれている薬に変わりありません。

湿布だけに頼らず、なぜ腰痛になったのか、どういう状況で腰痛になるのかなど、原因を探ることが大切です。

湿布薬が効く腰痛

湿布薬が効く腰痛とはいったいどんなものなのでしょうか。

湿布の効用は主に「炎症をおさえる」「痛みを鎮める」ことです。

そのため、急性的な腰痛に対して効果を発揮します。

急性腰痛は筋肉が炎症を起こして痛みを感じていることがほとんどなので、患部を冷やすことで痛みが和らぐのです。

例えば筋肉の損傷や筋肉痛・関節炎の痛みには、冷湿布が効果的です。

湿布薬が効かない腰痛

腰痛の中には、湿布を貼ってもほとんど効果がないタイプのものがあります。

慢性的な腰痛に悩まされている方は、湿布だけでは症状が緩和されにくいタイプの腰痛かもしれません

慢性腰痛の場合は、血行不良が原因であることがほとんどです。

湿布は「消炎鎮静効果」がある外用薬なので、炎症がない腰痛にはあまり効果がありません

さらに、湿布で患部を冷やして解熱すると自然治癒力が低下してしまうため、炎症がない腰痛を長引かせる一因となっている可能性もあります。

みんなが思う湿布薬の口コミ

  • 貼る時にくっついちゃうと剥がすのが大変ですね。たまにかぶれてしまうのが面倒だなと思います。腰にぴったり貼りついてくれるぶん、剥がすときにちょっと痛い…。でも、腰の痛みはきちんとひきますよ。
  • 腰が痛くなったら温かくしたマットの上で横になりますね。それでも痛みが引かない時には湿布を貼るようにしています。フェイタスを塗ってもいいんですが、腰は範囲が広いので湿布の方が使いやすいです。
  • ぎっくり腰になってしまったときに湿布を使ったのですが、しょっちゅうはがれてしまうので大変でした。はがれないように湿布の端をロキソニンテープで固定してもらったほどです。背中は見えないので、自力では難しいですね。
  • ロキソニンの湿布を使っていますが、貼ったまま紫外線に当たると皮膚が炎症を起こしてしまうのがちょっと怖いかも。腰痛は治っても皮膚疾患を起してしまったら本末転倒ですね…。でも、私には合っていたのか腰痛は緩和されました!
  • 市販の湿布を使っていました。匂いは気にならないし、刺激が強くないので気に入っています。何度か貼ったまま眠ることがありましたが、特に問題ありませんでした。

はがれて大変や貼りにくい患部には使用しづらいなどが挙げられました。

また炎症に関して不安の声もあるようです。

湿布薬で改善されないなら?他にもたくさんある腰痛改善グッズ

急性的な腰痛に関しては効果が見込める湿布薬ですが、慢性的な腰痛は湿布を貼るだけでは改善しにくいものです。

湿布を買うためのランニングコストはもちろん、お風呂や寝る前にいちいち貼り替える手間を考えると、少々コスパが悪いといえます。

うっかり剥がすのを忘れてしまうと、蒸れたりカブレたりするのもちょっと面倒ですよね。

腰痛に悩まされるとつい湿布に頼ってしまいがちですが、腰痛を治す方法は湿布だけではありません。

身に付けるだけの磁気アクセサリーや腰に優しいマットレスと併用することで、より早く改善する可能性があります。

慢性的な腰痛に悩まされている方は、湿布と併用して腰痛改善グッズを取り入れてみてはいかがでしょうか。