慢性化しがちな腰痛とは、長期間付き合っていく必要があり、継続的な対策が必要です。そのため、ケアアイテムを選ぶ際は通算コストで考えるべきです。ここでは、1年間でのトータルコストを比較し、いわゆるコスパが良い対策法とはどれか、検証しています。
腰痛は改善策を講じたからと言ってすぐによくなるものではありません。生活習慣に原因がある場合などはその習慣を改善するとリスクは抑えられますが、100%安全な生活というのは不可能です。また、ぎっくり腰のように数週間もすれば回復するものもありますが、それでも再発の恐怖がつきまといます。
こうした腰痛との長い付き合いを少しでも楽にする、あるいは改善するために、さまざまな腰痛ケアアイテムがあります。例えば湿布や塗り薬は手軽なアイテムですが、毎日ちゃんと使っていると、どのくらいの価格になるのでしょうか?その他の対策法についても、1年間でどのくらいのコストがかかるのかを比較してみました。
比較例で挙げている商品は、腰痛に効果アリと評判な代表的アイテムです。それぞれの口コミや公式サイトも紹介していきます。
アイテムジャンル | 代表商品(単価) | コスト産出方法 | 1年間の通算コスト |
---|---|---|---|
湿布・塗り薬 ・スプレー |
ボルタレンEXテープ (933円/7枚) |
1日1枚ずつ使い続けた場合 | 約48,650円 |
湿布・塗り薬 ・スプレー |
バンテリンコーワクリーミィーゲルEX (1,700円/35g) |
1日2回(朝夕)0.5gを塗布し続けた場合 | 約17,730円 |
ネックレス | バランスイープラス (12,960円) |
維持費等は発生しないので購入代金のみ | 12,960円 |
サプリメント | ラックル速溶錠 (1,480円/8日分) |
毎日用法通り飲み続けた場合 | 約67,525円 |
低周波治療器 | オムロンホットエレパルスプロ (16,000円) |
本体16,000円+消耗部品(粘着パッド2,000円、温熱電子3,500円)取替1回+乾電池(200円)取替1回+電気代 | 約22,000円 |
以上のように、初期購入費用だけで済むネックレス系のコスパが良いようです。それでは、表で挙げたアイテムを詳しく紹介していきましょう。
【ボルタレンEXテープ】
画像引用元:ボルタレン公式HP(http://www.voltaren-ex.jp/p_product/tape.html)
【バンテリンコーワクリーミィーゲルEX】
画像引用元:KOWA公式HP(http://hc.kowa.co.jp/otc/8625)
総評【湿布・塗り薬・スプレー】
湿布や塗り薬、スプレーは初期費用はかなり安く抑えられます。ドラッグストアなどで簡単に購入できるため、すぐに使えるという便利さはメリットといえます。ただ、通年使い続けると塵も積もれば~というように結果的にはかなりのコストがかかってしまうことがわかります。塗り薬やスプレーの方が比較的年間コストは少なくてすみますが、消炎鎮痛剤という性質上長期間継続的に使うのは注意が必要です。
【バランスイープラス】
画像引用元:バランスイープラス公式HP(http://www.balance-e-plus.com/labo/)
総評【ネックレス】
一度購入すれば後はメンテナンス不要、追加費用も不要なため初期費用はやや高めではあるものの、トータルで考えるとコスパは非常によい商品といえます。使い続けることで効果が出るので、1年といわず長期的に継続使用していけば、使えば使うほどコスパが良くなります。24時間365日着け続けられる製品なら、面倒な着け外しや交換も不要なので非常に便利です。
【ラックル速溶錠】
画像引用元:ラックル速溶錠公式HP(http://www.nippon-zoki.co.jp/products/ippan/lackle-sp/detail/index.html)
総評【サプリメント】
初期費用は少ないように感じますが、毎日継続してじわじわと効果が出るタイプですので使い続けるほど費用は高くなります。年間でみると意外に費用が掛かっていることがわかりますから、コスパの面からみるとやや力不足の商品といえます。
【オムロンホットエレパルスプロ】
画像引用元:オムロン公式HP(http://www.healthcare.omron.co.jp/product/etc/hvf/hv-f310.html)
総評【低周波治療器】
整体院などでも受けられる低周波治療を自宅でできるということで、思い切って家庭用を購入する腰痛ユーザーも多いようです。使っているうちに効果が感じられ、「治療をしている実感」は他のアイテムより高いようです。ただ、消耗品の交換や修理などを考えると維持費用で年間数千円の出費が必要です。
上で紹介した以外にも、ベルトやコルセット、クッションや布団、マッサージやストレッチ、入浴などの腰痛対策法がありますが、これらは対症療法であり、一時的に負担が減って楽になるだけに過ぎません。もちろん日常生活に取り入れて腰の負担を楽にするという意味では使えるものですから、上手に活用していくことはおすすめしたいところです。
いろいろな改善策を比較して、腰痛と向き合っていくために最も効率的なのは、腰痛対策用ネックレスという結論になりました。
その効果はもちろん、コスト的に考えても「ほぼ初期費用だけで長期間対策できる」というのは大きな魅力です。耐水・耐久性だけでなくデザインにも気を配った商品が発売されており、常に着け続けて改善効果を実感できるというのもうれしいポイントですよね。